2016年06月18日

中国の夢 第2回

前回に引き続き中国の夢part2





「中華思想」を中心に中国について見てきました。
歴史的にアジアの中心国家たる中国。
それが一気に崩壊するのが、アヘン戦争、アロー戦争からの日清戦争でした。






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okinawatabirogu.ti-da.net-引用





欧米からは「眠れる獅子」と言われ、恐れられていた中国ですが、
「我が国は最強だ!」と思っていたため、
欧米の先進技術を取り入れることをしませんでした。
というか、最強の国なんだから、周りの弱小国家から学ぶことはないと驕っていたのです。
しかし、そうしている間に文化面や、技術面、軍事力において大きく後れを取ってしまったのでした。






欧米列強の侵略に対し成す術がなかった中国は
アジアの中心、世界の中心の座から引き摺り下ろされてしまいます。
しかも中国にとっては周辺の小国である日本に戦争で破れてしまい、
その威信は完全に失墜してしましました。





中華人民共和国建国以来、中国はその威信を取り戻そうと
様々な政策を打ち出してきました。
数年以内に経済力で英国を追い抜く「大躍進」(58年)政策から、
反革命分子を打倒し正しい社会主義文化を創生する「文化大革命」(66年)
皆が金持ちになる「改革開放」(78年)このような中国の復活こそ、
まさに「中国の夢」だと言えます。







そして今回、習近平国家主席は「中華民族の偉大な復興」を掲げ、
国民を熱中させる中国の夢を煽り続けています。






2013年3月14日、習近平は国家主席に選出された後、3月17日の第12期全国人民代表大会第一回会議の閉幕式で以下の演説を行いました。


小康社会の全面完成、富強・民主・文明・調和の社会主義現代化国家の完成という目標の達成、中華民族の偉大な復興という夢の実現は、国家の富強、民族の振興、人民の幸せを実現させるものである。中国の夢とはつまり人民の夢であり、人民と共に実現し、人民に幸せをもたらすものだ。







もちろん中華思想・華夷思想といった自民族中心主義は中国に限った話ではありません。
多くの国々でこのようなしそうはあるわけです。
また、今の中国人一人ひとりが、このような思想に基づいて行動しているというのも違うでしょう。
民間では友好的な人材や物資の交流が行われていますし、
大学を覗いても中国からの留学生はたくさんいます。






日中ゆうこう.jpg
a-great-japanese.doorblog.jp-引用





しかしながら、その中枢である中国共産党の国家戦略を見れば、
必ずその背後に中華思想があることが伺えます。
現在中国は着実に軍事力を蓄えており、
また、近隣の国々への侵攻を繰り返しています。

現在の中国は確実に世界の中で覇権を取ろうとしています。
アメリカと対等に並ぶ、大国に成長することを目指しています。
このような国が、日本のすぐ近くにあるということは、
わが国日本にとって大きな脅威であると言えます。
メディアを見る限りこのような中国の危険について報じられることは少なく、
日本人は中国に対する危機意識が甘いとおもいます。







わたしたちはもっと中国の本当の姿を知らないといけません。
今回は中華思想について取り上げましたが、
現在の中国にはその根底に有るもうひとつの思想があるのです。
この思想の方こそ、より重要であると言えます。
それは・・・







参考URL
www.sankei.com/column/news/160429/clm1604290005-n1.html
shuchi.php.co.jp
www.ab.auone-net.jp/~tsuka21/theme/sakuho.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/
www.cnn.co.jp/world/35045540.html




by DAISON



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2016年06月11日

中国の夢

みなさんお元気ですか?





去年から始まったブログシリーズ「勝共理論」!!
の第2弾として今日は中国についてみていきたいと思います。





みなさん「中国の夢」とはご存知でしょうか?
習近平氏が国家主席になって以来、度々「中国の夢」ということが言われるようになりました。
米国では「アメリカンドリーム」があるように、
中国にも「チャイニーズドリーム」があるということでしょうか??








cyugokunoyume.jpg
mamoretaiwan.blog100.fc2.com-引用






初めてこのことが言われたのは2012年11月
習近平が中国共産党の総書記に選出されたあとのこと。



「誰しも理想や追い求めるもの、そして自らの夢がある。現在みなが中国の夢について語っている。私は中華民族の偉大な復興の実現が、近代以降の中華民族の最も偉大な夢だと思う。この夢には数世代の中国人の宿願が凝集され、中華民族と中国人民全体の利益が具体的に現れており、中華民族一人ひとりが共通して待ち望んでいる。」







中華民族の偉大な復興、これこそが中国の夢なのです。







中国という国は歴史的にアジアの中心として君臨してきた国家でした。
4000年の歴史と言われていますが、近隣の国々と常に戦争をしながら、
その国家を存続、発展させてきました。


戦争自体はどの国もやっているのですが、
中国には中華思想(華夷思想)という思想があります。






これは中国が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものだとする考え方です。
もともと中国には天命を受けた皇帝が「徳」をもって支配し、
全世界に「礼」「法」を押し広げることを理想としていました。
皇帝というのは一国家の支配者ではなく、世界の支配者だというのです。





2012092403501035d.jpg
kannoeizan.blog111.fc2.com-引用





そのため、漢民族とは異なる周辺の国や民族を
文化程度の低い夷狄として、支配しようとしてきました。



その支配の方法として用いられていたのが朝貢・冊封関係でした。
これは国家間の封建的主従関係と言えるものです。
周辺諸国が中国に使節を派遣してくるのは、皇帝の「徳」を慕い、
臣下として服従するためだと考えていました。


それに対して中国は返礼として豪華なプレゼントを用意したわけです。
そして諸国のトップに対して王号や、爵位を与えました。
この使節の派遣が「朝貢」、それに対する返礼を「冊封」と呼びます。








日本も朝貢を続けてきた国でした。
卑弥呼の時代から使節を送って金印を貰ったり、
遣隋使、遣唐使、、、
室町時代の日民貿易、江戸時代の勘合貿易。
いろいろな形はありましたが、中国とは親密な関係を持ってきました。










このように長らくアジアの中心として位置してきた中国でありましたが、
ある時期を境にして中国は大きく変容してしまうのでした。


to be continued…



参考URL
www.sankei.com/column/news/160429/clm1604290005-n1.html
shuchi.php.co.jp
www.ab.auone-net.jp/~tsuka21/theme/sakuho.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/
www.cnn.co.jp/world/35045540.html


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2015年11月23日

ちょっと真面目に考えてみよう

皆さんお久しぶりです!
初投稿から半年が経ちましたボイルです。
覚えていてくれているでしょうか?(笑)



11月も半ばを過ぎ、冬に向けて寒さも激しくなってきました。
私も、朝ジョギングしたらその夜熱とだるさに襲われてしまいました。
皆さんも、体調には気をつけてください。( ;∀;)



さて、最近の名大カープのブログのテーマになっている共産思想
読者の皆さんはこれまでの投稿を読んでどんな感想を持っているでしょうか?
難しい内容ではあると思いますけども、この内容を学んだ上で国際事情歴史観を見つめてみると、今までと違ったものが見えてくると思います。



例えば中国

中国は現在では資本主義の考え方を取り入れている一方で、思想面ではまだまだ共産思想が残っています。中国が国際社会から抗議や非難受けていても、それを気にせず自国の政策を打ち出しているのは中国の思想の根底にある共産思想が絡んでいるからです。


今回は、そんな中国特有の思想と、その根底にある共産思想を取り上げていきます。
少々長話になりますが、分かりやすい解説でおなじみのあの方ばりの解説で説明したいと思うので、ぜひ最後までお付き合いください。



中国には、古来から中華思想という考え方がありました。
簡単に言えば「中国こそ宇宙の中心である」とし、漢民族の文化と思想が世界で最高の価値を持つという考え方です。
特に、清の時代では世界最大の版図を持っており、周辺の国々は朝貢を献上していました。

しかし、アヘン戦争の敗退を機に西欧列強から次々と条約を結ばれ、国内がボロボロになりました。
多くの中国人はこの時、こんなことを考えました。


歴史は力のあるものによって作られるのだ。今は、不当な屈辱を受けているが、いずれ中国が力を取り返せば、欧米中心の世界秩序を変えられる。そのときこそ、偉大な中華文明が世界の中心になるのだ。」


この思いは中国人の心の奥底にずっとしまい込まれていました。国内政策の失敗等多くの犠牲がありながらも、今や世界有数の経済大国となりました。そして、自信をつけた中国が満を持して行動をおこしている訳です。

最近の中国の行動の背後には、こうした中華思想や、不安定な国内事情政権内部の権力闘争等多くの要素がからんでいます。
ですが、大事なことはこれらの根底には共産思想があるということです。





共産思想には、次のような内容があります。

「物事の発展には、対立するもの同士の闘争が必要である。それが、自然界の発展法則であり、この考えに対立する人やグループ、国家を倒すことは正しいことである。」

この考え方は、共産主義思想の中で、暴力革命や闘争、戦争を正当化する理論である「唯物弁証法」と呼ばれるものです。

共産主義の理論を大成させたのはマルクスですが、その当時の時代背景が共産思想に影響しています。
マルクス当時の時代背景については、ホークさんや山盛さんの投稿に詳しく載っているのでそちらを見ていただきたいですが、簡単に説明を。
資本主義下のもと、労働者が資本家に搾取されていた時代。そんな社会環境を打破しようと考えられたのが共産主義です。
マルクスは、資本家や資本主義を打破する手段として暴力革命を用いたのです。そして、暴力革命を正当化しようとしたのが唯物弁証法というわけです。

唯物弁証法は、多くの理論によって成り立っていますが、今回は一番有名な矛盾の法則を取り上げていきます



マルクスによると、事物には互いに分かち合えず互いに排除し合うものがあるといいます。
これを、対立物とマルクスは言っていますが、事物の発展にはその対立物の対立や闘争が必要だと言うのです。


例えとして、卵の孵化がよく用いられます。卵において、殻と中の胚子が対立物であるとしています。
殻は殻のままでいようとし、中のヒヨコは殻を打ち破らなければヒヨコになれません。
つまり、現状を守ろうとする殻に対して、殻を破るという闘争心があって初めてヒヨコの誕生という発展ができるという理論です。



しかし、この理論には多くの反論があります。
まず、殻のままでいたいという意志があると誰が解明したでしょうか?
そして、殻と胚子は対立の関係ではありません。殻は、ヒヨコが成長しきるまでヒヨコを守っています。
そして時期が来たら、殻は薄くなってヒヨコが出やすいようになります。なので、成長したヒヨコは難なく殻から出てきます。つまり、殻と胚子はヒヨコ誕生という共通の目的のために互いが協力し作用しながら存在し発展しているのです。

しかしマルクスは、あくまでこの理論をもとに暴力革命を正当化しました。殻を資本家、胚子を労働者に見立てて、生まれてくるヒヨコを暴力革命によってもたらされる社会主義社会としました。



またこの理論は、当時多くの若者を暴力革命に向かわせました。「労働者が資本家を倒して新しい社会を築くことは、科学的に見ても正しい。そして、それは人類の発展になる。」と信じたのです。
そして、この理論は国家間の戦争を正当化しました。労働者→共産国家 資本家→資本主義国家と置き換えたのです。


中国の政策の背後には、資本主義国家を闘争によって倒すことを正義とするこのような共産思想があります。
なので、中国と日本のような資本主義国家とはそもそも価値観が違ってくるので、なかなか衝突の解決に結びつかないのです。



ここまで唯物弁証法のおもな理論を説明していきました。他にも「量から質への転化の法則」「否定の否定の法則」などがあります。
しかし、どれも科学的にみていくと間違いだらけの理論なのです。興味を持った方はぜひ調べてみてください。分かりやすい例と共に紹介されていると思います。


ともかく、マルクスやエンゲルスとって科学的な信憑性は二の次でした。
「暴力革命の正当化」「資本主義を打破した社会主義社会の樹立」それこそが彼らの狙いでした。


時が流れて現在。そのような共産思想が中国や北朝鮮の根底に流れています。
そして、それが原因となって現在の国際関係上の多くの衝突がおきている訳です。


ここで、「事物の発展」について、私達が学んでいる統一原理で書かれている理論について説明しておきます。
統一原理の内容の中に「授受作用の法則」があります。
主体と対象が良く授け良く受ければ、生存・繁殖・作用などのための力を発生する、というものです。

一人一人が自分の為ではなく相手の為に生きていくことで、互いに成長し発展していきます。
さらに、私達人間を始め、植物や動物達等全ての存在するものは互いが共存しながら存在しています。
動物と植物との間の酸素と二酸化炭素の交換が良い例です。
互いが争うのではなく、一つの共通目的のために支え合う関係にこそ大いなる力が生まれてきます。
相手の為に生きあう関係抜きに物事、そして自然界の発展はありえません。
だからこそ、私達は闘争や対立によって発展するという共産思想には真向から反対します。



普段ニュースの内容には関心を持っても、その国の事情思想価値観についてはあまり注目しないですよね。
勿論メディアが取り上げないことも一つありますが、そもそも私達自身の無関心も影響しているのではないでしょうか。



前回の投稿でもありましたが、もう日本は安全だとか、日本は関係ないとか言えない時代です。
平和を願うからこそ、現在の平穏に浸かるのではなく、一人一人が関心を持ち、そして考える機会が
必要ではないでしょうか?

しばらく私達の投稿シリーズは続きますが、このブログが少しでも皆さんのお役に立てるなら幸いです。
長くなりましたが、今回はここまで。次回もまた見てください。ありがとうございました。


2015年11月08日

最近気になる隣の・・・

どーも!こんにちは!夜に読んでくれてる人はこんばんは!
名大CARPの山盛です。


スポーツの秋ですね!つい先日ラグビーのワールドカップが幕を閉じたところに、今度は野球!
世界ランキング上位12か国で頂点を決める、プレミア12が今日から開幕しようとしています。


スポーツ大好きな自分としては毎朝新聞のスポーツ欄が垂涎の的ですが、
ふとした時に、こんな声が脳内で再生されます。


「あれ、大学○年にもなってスポーツ欄しか見てない俺って、、、」



みなさんは、ほかのニュースも見ていらっしゃいますか?


新聞をめくれば、テレビをつければ、最近は中国に関連する記事が多いですねー。
中国の行いに対し、アメリカも日本も周囲の多くの国があくせくしています。



そんな中国に正しく対そうと思えば、中国の思惑、行動の背後の思想を知らなければならない!




ということで我々名大CARPでは、毎週水曜日に定例研を行っております。
先日4日も外部から講師をお招きしまして、「中国の暴走と日本の安全保障」というテーマでお話を聞かせていただきました。



普段ニュースを見ながら、その背後にはどんな思惑、狙いがあるのか。考えたりしていますか?
何気なく「へー」で流してしまうことが多いのではないでしょうか?





でも、少なくとも中国の思い描く2050年の世界地図には、日本という名前はないんですって・・・(;゚Д゚)





そんな馬鹿なと笑いますか?そうは言ってもと楽観しますか?
それとも、危機感を覚えましたか?


みなさんはどう感じましたでしょうか?


なかなか自分事として感じられない分野かもしれませんが、知らず知らずに流されて、こんなことになるなんて知らなかったと後悔することもあるかもしれません。

正しい知識を持ち、本質を見抜けるようになりたいですよね。
まずは関心を持つ所から。自分たちもできうる限り自分たちなりの考えを発信していこうと思います。




というわけで前置きが長くなりましたが、今回の本題です。
前回の続きになりますが、愛読者様方!先日(10月30日)のホークさんの投稿は見ていただけたでしょうか?

中国やロシアのような、今や世界に多大な影響力をもつようになった国の根底に流れる共産思想というものについて見ていきましょう。
やや堅苦しい単語が増えますが、できるだけかみ砕いて書くので、チャンネルはそのままよ!(笑)



さて、前回は、マルクスがなぜ共産主義思想を生み出すに至ったのか、その背景をたどりました。

マルクスは神を信じていましたが、その身に降りかかる多くの理不尽に絶望し、神への憎悪を抱くようになります。


「宗教はアヘンである」


こんな言葉を聞いたこと、ありませんか?
これもマルクスの残した割と有名な一言ですが、宗教を信じることは麻薬を打って現実逃避をするように現実がわからなくなっているのだ、という意味です。

神や宗教を否定するが故の言葉ですが、当時のヨーロッパはキリスト教社会です。


そんな中でいきなり神なんていない!と叫んでも誰も相手にしないですよね?


だからマルクスは自分の思想に論理的な根拠を持たせるため、「人間の本質とは何か」「不幸の原因とは何か」という問題に対して従来のキリスト教に代わる新しい理論を模索します。


そうして生まれたのが共産主義思想の根幹となる「人間疎外論」「共産主義唯物論」です。


マルクスは経済学者としても有名ですよね?彼は当時の社会における労働者資本家(当時はすなわち工場の経営者)との関係の中に次の四つの疎外を発見したというのです。
ここでいう疎外とは、本来のあり方から外れているということを意味します。


第一に、「労働者からの労働生産物の疎外」です。
労働者がいくら汗水たらして商品を生産しても、それは労働者のものにはならず、資本家のものとなってしまいます。
そして資本家の私有財産が増えれば増えるほど、その資本が新たな労働者を支配します。


第二は、「労働者からの労働の疎外」です。
マルクスは「人間の本質は労働であり、労働にこそ人間の最も本質的な喜びがある」と言いました。
しかし、当時の労働環境は今のように整ってはいないですし、労働に喜びを見出せていた人間なんてほとんどいませんでした。
それを、疎外によって本来の人間らしさが失われている状態だとしたのです。


第三は、「類的本質からの疎外」です。
難しい単語ですが、人間の本質が労働であるとしているので、その労働が疎外されている状態は、労働者としてのみならず、人類としての本質を失っているという主張です。

第四は、「人間からの疎外」です。
労働者は本来、自分が作った生産物によって消費者が喜ぶ姿を見ることができたはずです。
しかし資本主義社会では、消費者は安い商品を求め、労働者は高く売れることを願うため、対立関係にならざるを得ず、本来の人間関係を失っているという主張です。



以上の四つの疎外によって、資本主義社会は人間の本質を蔑ろにして、不幸をもたらしていると結論しているわけです。



さらに、「これら四つの疎外のさらに究極的な原因(原罪)は資本、すなわち私有財産である。」とし、



「原罪(私有財産)を持つ資本家を、原罪を持たない神聖な労働者が打倒しない限り、真の人間性は取り戻せない」

と訴えました。


これが共産主義の革命理論です。


マルクスは神を否定するため、「人間疎外論」「共産主義唯物論」を書きあげ、その普及のためには暴力革命しかないと考えました。
マルクスが生涯をかけて書きあげた共産主義理論は膨大ですが、そのほとんどがこの暴力革命を正当化するための理由付けです。



みなさんだったらどう受け止めるでしょうか?

当時の不遇な扱いを受けていた労働者たちはこれに同調し、スターリンなどは全世界の共産化を目論み工作しましたから、激しい闘争の末に共産化する国が後を絶ちませんでした。
一時期は世界地図にして約3分の1が共産主義のに染まったといいます。


しかし、蓋を開けてみれば、いまだ共産主義体制を保っている国は稀です。
ほとんどの国は共産主義理論に従っても立ち行かず、国民の不満ばかりが募り、自由化・民主化のあおりを受けたからです。


というのも、そもそもが、マルクスが神を否定したくて一生懸命考えた理論であるので、そこに絶対的な真理性はなく、ぶっちゃけると突っ込みどころ満載なのです。




私たちの学ぶ統一原理では、真っ向から否定しています。


人間の本質は労働ではなく、心情創造性です。
喜怒哀楽を感じたり、愛し合ったりできる心や情の交わり、あらゆるものを生み出し不可能を可能にしてきた知能・創造性は人間だけに与えられたものですよね。
他の生き物にはないものです。


マルクスは「人間の本質は労働である、労働こそが人間の最高の喜びであり幸福である。」と説きましたが、労働環境が整った現代でも、仕事・労働に一番の喜びを見出している人は多くありません。
大多数は家族・友人とのふれあい、仕事以外の部分に幸福感を感じ、それを守るために働くのではないでしょうか。
確かに労働は幸せに必要な要素ですが、本質ではないのです。
そこをマルクスははき違えています。

そして、世界がいっこうに平和にならない、テレビをつければ殺人事件自殺のニュースが目に入る、そんな不幸の原因(原罪)も、もちろん私有財産などでは有りません
それは人間の欲、他人を陥れてまで、あるいは自分だけが良ければいいという自己中心の欲望です。


確かに当時の社会ではその欲望が資本家の富に収束していたため勘違いしやすいですが、これはあくまで心の問題です。
だからその欲は、私有財産を撤廃したところでなくなりません。
原罪は、人間始祖(最初に生まれた人間)が神の戒めを守らず罪を犯したことであり、残念ながら私たち人類は、その時の自己中心的な要素を血統的に受け継いでしまっています。



さて、細かく見ていけばまだまだ語りつくせない共産主義ですが、随分と長くなってしまったので続きは次回とさせていただきます。

私が一つ訴えたかったのは、共産主義は暴力を是としていることです。
中国が共産化した時のトップである毛沢東はこんな言葉を残しています。


「政権は銃口から生まれる」



彼らは「テロリストの掃討だ」としか答えませんが、共産主義による実質的な弾圧・虐殺の被害者は全世界で1億人を超えています。
これは二度の世界大戦による合計の死者数すら上回ります。そして、今なお増え続けています。

悲惨な中国の裏側に興味がある人はYoutubeで「東トルキスタン」と検索してみてください。



共産主義という思想は、人を殺すのです。



そんな思想を持った国が今や世界の覇権を狙っています。
虎視眈々、なんてもんじゃなく恐ろしいほど大胆に。

中国ロシアが、

いくら市場経済を導入していても、
いくら選挙を行っているといっても、
いくら経済大国化したとしても、
いくら影響力のある人物NO.1に選ばれようとも、

深い深いその背後の思想には、暴力によって自分の都合のいいように現状を変革し、世界を独裁せんとする共産主義が浸透しているということを覚えていてくれたら幸いです。





最後にもう一度だけ。





中国の描く2050年の世界地図には、日本という名前はないそうです。



みなさん、どう受け止めますか?




2015年10月30日

世界を抱ける大学生に!


お久しぶりです!ホークです。

ながらくご無沙汰でしたが、後期に入りまた更新頑張って行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします!





さて、最近は安保法案など国会の動向が注目されてますよね。国会のなかでは混乱が起きたり、外でもデモが起きていたりと、連日ニュースに取り上げられていました。

皆さんは自分で調べたり、周りの人たちと話し合ってみたりしましたか?






若者、特に僕達大学生は、これから社会に出て日本を引っ張っていく存在だと思います。
だからこそ、自分の周りだけじゃなく社会問題国際問題に、まずは関心を持つところからでもできたらいいんじゃないでしょうか?







名大CARPでは、今の社会問題や国際問題について日本や世界のためにはどう解決していくべきか、その道を模索していく定例研というのを行っています。

これからさらに、私たちが考えることをこのブログを通して伝えていけたらと思います。








というわけで、例えばこんなニュース。

中国機の領空侵犯、自衛隊機の緊急発動増える
( http://www.recordchina.co.jp/a121674.html )


中国の戦闘機が日本の領空に侵入し、この時の自衛隊機の緊急発進の数が去年よりもさらに増えたと報じられています。







皆さん、どう感じますか?







こんな横暴を許してはおけない!と考える人がいる一方、中国とは穏便に済ませてほしいと考える人もおり、前者は日本の利益を守ろうという保守派の人たち、後者は経済的なつながりを重視している人たちに多いようです。


ではなぜ、このような対立が起きてしまうのでしょう? 今すぐ平和に仲良く、と
できないのでしょうか?







ここで注意すべきは、根本的に、中国と日本では思想が異なるということです。日本は民主主義、中国は共産主義の国、ですよね。






日本では、「自由」や「民主主義」というものはあって当然と考えられています。
しかし民主主義は、西欧で歴史をかけ多くの犠牲の中で生まれてきた制度です。そして根幹には、キリスト教の思想がありました。






人間は誰しも神のもとに平等である

人間は誰しも自由に神を求めることができる






中世の人々は、こうした思想に基づき王や領主に反発して革命を起こしました。清教徒革命名誉革命です。こうして制度を変え、権利を勝ち取っていきました。


日本では、明治時代にそれを初めて取り入れましたが、キリスト教の思想的背景は抜きにして、結果として形だけを受け入れました。





この民主主義と対極にある思想が、共産主義です。

このため多くの犠牲の上に民主主義を勝ち取ってきた西欧の国々では、共産主義は民主主義を否定する考えであり、間違っている。という考えが広く浸透しています。
例えば EUに入るための条件としても、民主主義であることと定められています。(コペンハーゲン基準)





私たち日本人は、思想というと堅くてとっつきにくいようなイメージがあるかもしれません。気にすることって少ないですよね?
しかし正しく理解しないと知らず知らずに流されてしまう、ということもあり得るんです。ぜひ気にかけてみてください!






はじめに中国のニュースを載せましたが、今回からまずその根本である共産主義の考えについて、どんなものであるのか見ていけたらと思います。









共産主義を体系化したのは、1818年生まれで今のドイツ、プロセイン王国に生まれたカール・マルクス。ユダヤ人の両親のもと、ユダヤ教徒として育ちました。
当時のヨーロッパはキリスト教社会であり、産業革命がおき資本主義が急速に広まった時代でした。






ユダヤ人といえば、イエス・キリストを殺した民族です。そのためキリスト教社会では、迫害の対象となりました。



また、このころ政府はユダヤ教徒は公職から追放するという条例をつくります。マルクスの父は弁護士をしていたため、仕事を続けるためにはキリスト教に改宗しなければなりませんでした。

ユダヤ教の信仰を捨てたことに妻からの非難もあったはずです。そのためマルクスの幼少時代は、家庭の中では言い争いが起き、家の外でもキリスト教徒からはユダヤ人だと迫害され、ユダヤ教徒からはキリスト教に改宗した背信者だと軽蔑される、そんな毎日を送ります。






マルクスは、神の存在を信じていました。

しかし自分の人生の非情さに、神を呪うようになります。この境遇を与えた神に反逆し、すべて破壊しようと考えたのです。こうして共産主義思想を作り上げていきました。

この理論は、誰もが感じる周りへの嫉妬心やねたみを正当化するものだったので、多くの人々が共感するようになり、日本でも多くの若者が影響を受け「神はいない」と考えるようになりました。






マルクスは大学を卒業後に新聞記者になりますが、そこでも多くの社会矛盾に直面します。
当時は資本主義ができたばかりで、労働者の環境は今のように守られたものではありませんでした。

労働者が過酷な条件で働く一方、資本家たちは利益を取り上げ、ますます豊かに暮らすようになります。また、不正で権力者を取り込むことにより、資本家たちはさらに立場を強くしていきました。





マルクスは労働者たちに同情し、その思いは資本家への憎悪、さらに神への復讐心とも重なりました。そして、労働者を救うには資本家たちを暴力革命によって倒す以外にない。革命によりもたらされる社会は、神なき新しい世界であるべきだ、と考えました。


こうしてマルクスは、労働者たちを革命に扇動し、従来のキリスト教社会を打ち倒すための理論を書き始めます。









というわけで、今回はここまで。

人を理解するとき、その人がどんな背景をもって何を経験し考えてきたのかってすごく大事ですよね。それが国と国でもちょっとずつでも理解しあえたらいいなーって思います。



次回はより具体的な内容に入っていきます。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました