2015年11月23日

ちょっと真面目に考えてみよう

皆さんお久しぶりです!
初投稿から半年が経ちましたボイルです。
覚えていてくれているでしょうか?(笑)



11月も半ばを過ぎ、冬に向けて寒さも激しくなってきました。
私も、朝ジョギングしたらその夜熱とだるさに襲われてしまいました。
皆さんも、体調には気をつけてください。( ;∀;)



さて、最近の名大カープのブログのテーマになっている共産思想
読者の皆さんはこれまでの投稿を読んでどんな感想を持っているでしょうか?
難しい内容ではあると思いますけども、この内容を学んだ上で国際事情歴史観を見つめてみると、今までと違ったものが見えてくると思います。



例えば中国

中国は現在では資本主義の考え方を取り入れている一方で、思想面ではまだまだ共産思想が残っています。中国が国際社会から抗議や非難受けていても、それを気にせず自国の政策を打ち出しているのは中国の思想の根底にある共産思想が絡んでいるからです。


今回は、そんな中国特有の思想と、その根底にある共産思想を取り上げていきます。
少々長話になりますが、分かりやすい解説でおなじみのあの方ばりの解説で説明したいと思うので、ぜひ最後までお付き合いください。



中国には、古来から中華思想という考え方がありました。
簡単に言えば「中国こそ宇宙の中心である」とし、漢民族の文化と思想が世界で最高の価値を持つという考え方です。
特に、清の時代では世界最大の版図を持っており、周辺の国々は朝貢を献上していました。

しかし、アヘン戦争の敗退を機に西欧列強から次々と条約を結ばれ、国内がボロボロになりました。
多くの中国人はこの時、こんなことを考えました。


歴史は力のあるものによって作られるのだ。今は、不当な屈辱を受けているが、いずれ中国が力を取り返せば、欧米中心の世界秩序を変えられる。そのときこそ、偉大な中華文明が世界の中心になるのだ。」


この思いは中国人の心の奥底にずっとしまい込まれていました。国内政策の失敗等多くの犠牲がありながらも、今や世界有数の経済大国となりました。そして、自信をつけた中国が満を持して行動をおこしている訳です。

最近の中国の行動の背後には、こうした中華思想や、不安定な国内事情政権内部の権力闘争等多くの要素がからんでいます。
ですが、大事なことはこれらの根底には共産思想があるということです。





共産思想には、次のような内容があります。

「物事の発展には、対立するもの同士の闘争が必要である。それが、自然界の発展法則であり、この考えに対立する人やグループ、国家を倒すことは正しいことである。」

この考え方は、共産主義思想の中で、暴力革命や闘争、戦争を正当化する理論である「唯物弁証法」と呼ばれるものです。

共産主義の理論を大成させたのはマルクスですが、その当時の時代背景が共産思想に影響しています。
マルクス当時の時代背景については、ホークさんや山盛さんの投稿に詳しく載っているのでそちらを見ていただきたいですが、簡単に説明を。
資本主義下のもと、労働者が資本家に搾取されていた時代。そんな社会環境を打破しようと考えられたのが共産主義です。
マルクスは、資本家や資本主義を打破する手段として暴力革命を用いたのです。そして、暴力革命を正当化しようとしたのが唯物弁証法というわけです。

唯物弁証法は、多くの理論によって成り立っていますが、今回は一番有名な矛盾の法則を取り上げていきます



マルクスによると、事物には互いに分かち合えず互いに排除し合うものがあるといいます。
これを、対立物とマルクスは言っていますが、事物の発展にはその対立物の対立や闘争が必要だと言うのです。


例えとして、卵の孵化がよく用いられます。卵において、殻と中の胚子が対立物であるとしています。
殻は殻のままでいようとし、中のヒヨコは殻を打ち破らなければヒヨコになれません。
つまり、現状を守ろうとする殻に対して、殻を破るという闘争心があって初めてヒヨコの誕生という発展ができるという理論です。



しかし、この理論には多くの反論があります。
まず、殻のままでいたいという意志があると誰が解明したでしょうか?
そして、殻と胚子は対立の関係ではありません。殻は、ヒヨコが成長しきるまでヒヨコを守っています。
そして時期が来たら、殻は薄くなってヒヨコが出やすいようになります。なので、成長したヒヨコは難なく殻から出てきます。つまり、殻と胚子はヒヨコ誕生という共通の目的のために互いが協力し作用しながら存在し発展しているのです。

しかしマルクスは、あくまでこの理論をもとに暴力革命を正当化しました。殻を資本家、胚子を労働者に見立てて、生まれてくるヒヨコを暴力革命によってもたらされる社会主義社会としました。



またこの理論は、当時多くの若者を暴力革命に向かわせました。「労働者が資本家を倒して新しい社会を築くことは、科学的に見ても正しい。そして、それは人類の発展になる。」と信じたのです。
そして、この理論は国家間の戦争を正当化しました。労働者→共産国家 資本家→資本主義国家と置き換えたのです。


中国の政策の背後には、資本主義国家を闘争によって倒すことを正義とするこのような共産思想があります。
なので、中国と日本のような資本主義国家とはそもそも価値観が違ってくるので、なかなか衝突の解決に結びつかないのです。



ここまで唯物弁証法のおもな理論を説明していきました。他にも「量から質への転化の法則」「否定の否定の法則」などがあります。
しかし、どれも科学的にみていくと間違いだらけの理論なのです。興味を持った方はぜひ調べてみてください。分かりやすい例と共に紹介されていると思います。


ともかく、マルクスやエンゲルスとって科学的な信憑性は二の次でした。
「暴力革命の正当化」「資本主義を打破した社会主義社会の樹立」それこそが彼らの狙いでした。


時が流れて現在。そのような共産思想が中国や北朝鮮の根底に流れています。
そして、それが原因となって現在の国際関係上の多くの衝突がおきている訳です。


ここで、「事物の発展」について、私達が学んでいる統一原理で書かれている理論について説明しておきます。
統一原理の内容の中に「授受作用の法則」があります。
主体と対象が良く授け良く受ければ、生存・繁殖・作用などのための力を発生する、というものです。

一人一人が自分の為ではなく相手の為に生きていくことで、互いに成長し発展していきます。
さらに、私達人間を始め、植物や動物達等全ての存在するものは互いが共存しながら存在しています。
動物と植物との間の酸素と二酸化炭素の交換が良い例です。
互いが争うのではなく、一つの共通目的のために支え合う関係にこそ大いなる力が生まれてきます。
相手の為に生きあう関係抜きに物事、そして自然界の発展はありえません。
だからこそ、私達は闘争や対立によって発展するという共産思想には真向から反対します。



普段ニュースの内容には関心を持っても、その国の事情思想価値観についてはあまり注目しないですよね。
勿論メディアが取り上げないことも一つありますが、そもそも私達自身の無関心も影響しているのではないでしょうか。



前回の投稿でもありましたが、もう日本は安全だとか、日本は関係ないとか言えない時代です。
平和を願うからこそ、現在の平穏に浸かるのではなく、一人一人が関心を持ち、そして考える機会が
必要ではないでしょうか?

しばらく私達の投稿シリーズは続きますが、このブログが少しでも皆さんのお役に立てるなら幸いです。
長くなりましたが、今回はここまで。次回もまた見てください。ありがとうございました。


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この記事へのコメント
自分はそこまで詳しくないのですが、興味を持って、勝共理論は自分も最近本借りて読みました!

共産主義の考え方やそれが生まれた背景を知るのって大切ですよね(・.・;)

次週も期待してます!
Posted by 卑弥呼   at 2015年12月18日 13:52
投稿お疲れ様!体調気をつけてくださいね!

毎回わかりやすい説明で素晴らしいです!せっかくだからブログだけじゃもったいない!!シリーズ化ならなおさらもったいない!!!!

ホームページやニュースアプリみたい感じにしてみたら如何??(名大生、名大カープによる勝共理論!なんてね!)
Posted by chehon at 2015年11月23日 18:35
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