2015年10月30日

世界を抱ける大学生に!


お久しぶりです!ホークです。

ながらくご無沙汰でしたが、後期に入りまた更新頑張って行きたいと思っています。これからもよろしくお願いします!





さて、最近は安保法案など国会の動向が注目されてますよね。国会のなかでは混乱が起きたり、外でもデモが起きていたりと、連日ニュースに取り上げられていました。

皆さんは自分で調べたり、周りの人たちと話し合ってみたりしましたか?






若者、特に僕達大学生は、これから社会に出て日本を引っ張っていく存在だと思います。
だからこそ、自分の周りだけじゃなく社会問題国際問題に、まずは関心を持つところからでもできたらいいんじゃないでしょうか?







名大CARPでは、今の社会問題や国際問題について日本や世界のためにはどう解決していくべきか、その道を模索していく定例研というのを行っています。

これからさらに、私たちが考えることをこのブログを通して伝えていけたらと思います。








というわけで、例えばこんなニュース。

中国機の領空侵犯、自衛隊機の緊急発動増える
( http://www.recordchina.co.jp/a121674.html )


中国の戦闘機が日本の領空に侵入し、この時の自衛隊機の緊急発進の数が去年よりもさらに増えたと報じられています。







皆さん、どう感じますか?







こんな横暴を許してはおけない!と考える人がいる一方、中国とは穏便に済ませてほしいと考える人もおり、前者は日本の利益を守ろうという保守派の人たち、後者は経済的なつながりを重視している人たちに多いようです。


ではなぜ、このような対立が起きてしまうのでしょう? 今すぐ平和に仲良く、と
できないのでしょうか?







ここで注意すべきは、根本的に、中国と日本では思想が異なるということです。日本は民主主義、中国は共産主義の国、ですよね。






日本では、「自由」や「民主主義」というものはあって当然と考えられています。
しかし民主主義は、西欧で歴史をかけ多くの犠牲の中で生まれてきた制度です。そして根幹には、キリスト教の思想がありました。






人間は誰しも神のもとに平等である

人間は誰しも自由に神を求めることができる






中世の人々は、こうした思想に基づき王や領主に反発して革命を起こしました。清教徒革命名誉革命です。こうして制度を変え、権利を勝ち取っていきました。


日本では、明治時代にそれを初めて取り入れましたが、キリスト教の思想的背景は抜きにして、結果として形だけを受け入れました。





この民主主義と対極にある思想が、共産主義です。

このため多くの犠牲の上に民主主義を勝ち取ってきた西欧の国々では、共産主義は民主主義を否定する考えであり、間違っている。という考えが広く浸透しています。
例えば EUに入るための条件としても、民主主義であることと定められています。(コペンハーゲン基準)





私たち日本人は、思想というと堅くてとっつきにくいようなイメージがあるかもしれません。気にすることって少ないですよね?
しかし正しく理解しないと知らず知らずに流されてしまう、ということもあり得るんです。ぜひ気にかけてみてください!






はじめに中国のニュースを載せましたが、今回からまずその根本である共産主義の考えについて、どんなものであるのか見ていけたらと思います。









共産主義を体系化したのは、1818年生まれで今のドイツ、プロセイン王国に生まれたカール・マルクス。ユダヤ人の両親のもと、ユダヤ教徒として育ちました。
当時のヨーロッパはキリスト教社会であり、産業革命がおき資本主義が急速に広まった時代でした。






ユダヤ人といえば、イエス・キリストを殺した民族です。そのためキリスト教社会では、迫害の対象となりました。



また、このころ政府はユダヤ教徒は公職から追放するという条例をつくります。マルクスの父は弁護士をしていたため、仕事を続けるためにはキリスト教に改宗しなければなりませんでした。

ユダヤ教の信仰を捨てたことに妻からの非難もあったはずです。そのためマルクスの幼少時代は、家庭の中では言い争いが起き、家の外でもキリスト教徒からはユダヤ人だと迫害され、ユダヤ教徒からはキリスト教に改宗した背信者だと軽蔑される、そんな毎日を送ります。






マルクスは、神の存在を信じていました。

しかし自分の人生の非情さに、神を呪うようになります。この境遇を与えた神に反逆し、すべて破壊しようと考えたのです。こうして共産主義思想を作り上げていきました。

この理論は、誰もが感じる周りへの嫉妬心やねたみを正当化するものだったので、多くの人々が共感するようになり、日本でも多くの若者が影響を受け「神はいない」と考えるようになりました。






マルクスは大学を卒業後に新聞記者になりますが、そこでも多くの社会矛盾に直面します。
当時は資本主義ができたばかりで、労働者の環境は今のように守られたものではありませんでした。

労働者が過酷な条件で働く一方、資本家たちは利益を取り上げ、ますます豊かに暮らすようになります。また、不正で権力者を取り込むことにより、資本家たちはさらに立場を強くしていきました。





マルクスは労働者たちに同情し、その思いは資本家への憎悪、さらに神への復讐心とも重なりました。そして、労働者を救うには資本家たちを暴力革命によって倒す以外にない。革命によりもたらされる社会は、神なき新しい世界であるべきだ、と考えました。


こうしてマルクスは、労働者たちを革命に扇動し、従来のキリスト教社会を打ち倒すための理論を書き始めます。









というわけで、今回はここまで。

人を理解するとき、その人がどんな背景をもって何を経験し考えてきたのかってすごく大事ですよね。それが国と国でもちょっとずつでも理解しあえたらいいなーって思います。



次回はより具体的な内容に入っていきます。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました